プロフィール

電脳せどりへの道のり

 

はじめまして。ミントと申します。
2017年で55歳になる主婦です。

神戸で生まれ、ずっと神戸に住んでいます。

55歳というと四捨五入したら60歳!
というか、四捨五入する必要もなく十分シニアですね。

2017年4月現在、27歳の娘と25歳の息子がいて、

近所に住む86歳になる母の世話をしながら生活しています。

さて、そんな私がどんな道をたどって「電脳せどり」という世界に踏み込んだのか?

を、お話ししたいと思います。

 

OL時代にパソコンを学んだ!

 

大学に行く気が無かった私は高校を卒業してから就職しましたが、1年で退職。
その後3年間のアルバイト生活を経て小さな商社に再就職し、OLになりました。

1980年代当時といえば、仕事が一気にOA化されてきた時代です。
会社にはオフィスコンピュータ(ほぼ今のパソコン)が導入され、

書類はワープロで打たれるようになりました。

「これだ!」と思った私はいち早く「日商ワープロ検定2級」を取りました。
ワープロ検定ではタイピングや書類作成はもちろんのこと、パソコンの基礎知識も必要になります。

この時学んだおかげで、世の中がパソコン時代になってから何の抵抗もなく入っていけました。
その後25歳で結婚し、27歳で出産する少し前に私は退職しました。

 

退職時に会社の皆から花束を受け取って「何か一言」と言われ、
「今後は、結婚して子供ができても自宅でできるような仕事をしたいと思います。」

と言ったのを今でも鮮明に覚えています。

 

私は自分で何かしたかった。
ずーっとその思いが心のどこかにあったような気がします。

 

一心不乱な内職時代

 

しかーし!

 

いざ子供が出来ると、「家でお仕事」なんて悠長なことを言ってる場合では無くなります。

 

特に最初の子の時は何が何やらわからず・・・
それまで仕事ばかりしていたので、近所づきあいも無く孤独・・・
夫は出張につぐ出張で、毎日一人ぼっちの闘い・・・
すっかり育児ノイローゼ状態でした。

泣いている赤ちゃんを抱くお母さん

しかーし!

 

そんな私を鞭打つように、2年後には2人目が生まれました。
育児ノイローゼもどこかへ飛んでいきました。忙しくて。

 

人間って良くできていて、そんな忙しさにもいずれ慣れてきます。

 

這いずり回る息子を追いかけ、「これは何?あれは何?」と毎日疑問を投げかけてくる娘に答えつつも、「何かしたい!!」という思いがつのって来ます。
とりあえず内職を始めました。私の住む神戸では当時定番だった、靴貼りと呼ばれる内職です。

 

一心不乱に内職をやりました。

上の子供が幼稚園に上がると、うちの子と子供の友達をテーブルの周りに並べて、手伝わせて内職。

 

なんでも必死になるタイプなので(笑)

内職をする母と子供

思いっきりがんばっても月5万円程度にしかなりませんが、当時(20数年前)、

内職で月5万円はすごいかもです(笑)

 

そんな頃、あの阪神大震災がありました。

 

内職先の会社は長田にあったので、全焼。

 

我が家も半壊となり、私は当時千葉に住んでいた妹の所へ子供と一緒に1か月間避難しました。

 

さまよえるパート時代、チャットにはまる。

 

1か月後、千葉から帰って来て自宅を片付けながら考えました。
毎日のように内職の仕事を運んできてくれていた会社は全焼し、何をすれば良いのかわかりません。

 

上の子は幼稚園児。下は3歳で入園前。

 

幸い母もまだ元気だったので、母に子供を預けてパートに出ることにしました。
パートはいろんなことをしました。

給食のおばさん

不動産屋さんの事務、大学の食堂のおばちゃん、ファミレスの厨房、スーパーの総菜屋さん・・・

 

しかし何をやってもしっくりきません。
全然面白くないんです。

 

正直、内職の方が面白かった。
思えばOL時代もそうでしたが、私は女性グループが苦手。
いえ、OL時代どころか、小学生時代からそうでした。

 

主婦がパートで働くには、女性グループに上手に溶け込むわざがないと難しいんです。・・・困った・・・
そんな時期、windows95が日本で発売開始され、インターネット時代の幕開けとなりました。

 

私も早速富士通のパソコンを購入し、最初にはまったのは「チャット」でした。

 

ブライダルCDで一儲けの夢!

 

全国、いや全世界の人とリアルタイムに文字で会話できるなんてすばらしい!
まだ電話代も高かった時代に、それは革命的な出来事でした。

 

毎夜毎夜、チャットに明け暮れる毎日。
仕事もつまらないので、余計にチャットが楽しくて仕方ないんですよね。

 

そんなある日、オフ会で私が何気なく口にした一言、「結婚記念のアルバムをCD化できたらいいのにねー」に、「それや!」の声があがりました。

 

少し前まで高価だったCDが雑誌の付録などにつき始めた頃です。

ブライダルCDはネットでは少しずつ売り出されていましたが、まだまだ本格的な物はありませんでした。

教会の結婚式

それからチャット仲間と動き始めました。
私はパートの仕事をやめました。

 

モデルを頼んで撮影し、音入れし、CDの外観もしっかりとデザインして印刷し、チラシやブックレットも作成。
Mac使いのプロがメンバーにいたのもラッキーでした。

 

試作品を抱えて関西一円のホテルや結婚式場を回って営業しました。

 

その結果、なんと、日本最大手のひとつのブライダル企業と契約を結ぶことに成功!!
しましたが・・・その後が続かない・・・
「やりましょう!」と言ってくれたのに、先方から何の音沙汰も無いんです。

 

1か月ほど待った後、先方の担当者に電話してみると、

「何故なんでしょうねぇ。周りの反応がイマイチで・・・」との返答。
今にして思うと、あと一押しのアイデアが必要だったんだと思います。

その企画は、そのままぽしゃってしまいました。

 

ネットショップで雑貨販売

ブライダルCDはぽしゃりましたが、そのメンバーの一人が、全国に雑貨店と洋菓子店を経営している会社の社長さんの同級生でした。
たまたまその雑貨店に行ってみて「これ、ネットで売れるやん」という話になり、ネットショップを作る運びに。

 

2000年のことでした。
まず自社サイトを作り、少しずつ売り上げが上がってきました。

 

その後、楽天市場、ヤフーショッピングに出店し、自社サイトで個人販売と平行して卸売りも始めました。

 

仕入れ先でもある親会社のHP運営もまかされました。
楽天やヤフーは法人でないと出店できなかったので、法人化もしました。
当時はネット販売といえば楽天市場!実際、売り上げの半分は楽天市場でまかなっていました。
売上は順調に伸び、私の収入もサラリーマン程度にはなっていきました。

パソコンに向かうOL

事業拡大なんて考えていないし、ぼちぼち食べていけたらいいと思っていたのでこれで十分。

商品撮影、サイト更新、仕入れ、メルマガ、梱包、発送、、事務処理・・・
寝る暇もないほど忙しい毎日でしたが、充実していました。
ところが・・・
ある時期を境に売り上げが下がって来たんです。

 

最初は一時的なものだろうと思っていたのですが、違いました。
楽天のシステムがいつの間にか少しずつ変わっていたのです。
以前は楽天で商品検索をすると、その商品を販売している店舗がランダムに出たので、どの店舗にも平等に売れるチャンスがありました。

 

ところが気が付くと、検索された商品をたくさん売った店舗順に並ぶようにシステム変更されていました。

 

うちのような小規模な店舗には圧倒的に不利になり、売るためには、広告を購入しなくてはならなくなりました。

 

それに加えて、出店費用や商品が売れた時の課金もどんどん上がって行きました。
しばらくはジタバタしていましたが、結局楽天とヤフーから退店し、法人をたたみ、自社サイトでの卸売りと個人販売のみに縮小しました。

 

当然ながら収入は半減・・・
仕方なく、私は週に3日程度近所のクリーニング店へパートに出るようになりました。

 

せどり?なにそれ?

 

私は個人販売のサイトを引き継ぎ、卸売りのサイトは別のメンバーが引き継ぎました。
細々とネットショップを続けながらクリーニング店で働く日が2年ほど続きました。
しかしあまりやる気もないので売上は落ちる一方で、ほどなくネットショップを閉店。

 

持病の腰痛が悪化してきたので、クリーニング店もやめました。
その後はネットで単発的に見つけた仕事をしてみたり、アフィリエイトサイトを作ってみたりしましたが、何となく気分が乗り切れずモヤモヤとしていた頃、友人がLINEで

「せどり」と一言つぶやいてきました。

 

「せどり?なんのこっちゃ?」と思いつつ検索してみると・・・
「せどりとは、ブックオフで古本を買ってアマゾンで売って収益を上げるビジネス。」

 

とわかりました。
ブックオフの古本と言えば当時一冊100円だったので、100冊仕入れても10,000円。

 

10,000円なら失敗しても構わない。これはチャンスじゃない!?
と思った私は、早速ブックオフへ。

古本

今はいろんな形のせどりが存在しますが、当時はまだ「せどり=ブックオフで古本を仕入れて販売」が主流でした。

 

ブックオフの古本をスマホで検索して、アマゾンとの価格差や人気度を調べて、儲かりそうなら購入。
試しに仕入れてきた商品をアマゾンに出品してみたら、すぐに売れていきます。
面白くて毎日毎日ブックオフへ通いました。
最初は近所のブックオフのみでしたが、電車を乗り継いで結構遠くまで行ったりもしました。

 

大きなスーツケースの中は古本で毎日ぱんぱん(笑)
当時はあちこちのブックオフで半額セールをやっていたので、
頭をあまり使わなくても行動力さえあれば儲けることのできた時代っだったと思います。

 

1年半ほどブックオフの古本せどりをやりました。
近所に住む高齢の両親の面倒を見ながらだったので仕入れに長時間は費やせませんが、1か月10万円程度の収入にはなりました。

 

毎日ブックオフで顔を合わせていたせどり仲間はほぼ1日中やっていたので、30万円くらいにはなっていたと思います。

 

ブックオフせどり終了のお知らせ!

 

ところが、2014年に入ったあたりからブックオフのセールが激減してきました。

私が通っていた店舗では毎日のように半額セールがあってとても美味しかったんですが、いつまでもそうはいきませんでした。

 

そしてそんな中父が入院し、3週間後に亡くなりました。
2014年3月のことです。

 

母は一人暮らしになりました。
母は障害があり、外に出る時は車いすです。
私が母の面倒を見る時間がどんどん増えていき、外で仕事をするのは無理になりました。

 

こうして私のブックオフセどりは終了を迎えました。
さて、リアル店舗での仕入れが無理となると、残るはネット仕入れになります。

ネットで仕入れることを「電脳せどり」と呼びます。

インターネットをイメージした地球

この言葉は以前から知っていて気にはなっていました。
しかしノウハウがいまいちわからず、とりあえずメルカリで古本を仕入れてみることにしました。
母と一緒にいる時も、家にいる時も、暇さえあればメルカリで「本」を探して、ちょこちょこと仕入れてはアマゾンで販売しました。

 

地味に1年間やってみましたが、あまり儲かりません。
扱う品が安い上にブックオフ仕入れとは違って利益率が低いので、当然と言えば当然です。
それでもかつてブックオフで仕入れた本がまだまだ残っていたので何となく収入にはなっていました。
が、それもだんだんと減っていき、1年後には不良在庫みたいなどうでもいい本だけが残っている状態になりました。

 

電脳せどりに本格チャレンジ!!

木漏れ日

気が付けば私も50代になっていました。

ネットショップを始めた30代の頃のような体力はもうありません。
「あと何年働けるんだろう・・・?」
OLを辞めてからというもの、パソコンを使っていろんなことにチャレンジしてきました。

 

うまく行ったことも行かなかったこともありましたが、未だに「やりきった感」がありません。
自分の中で「これだけは力いっぱいやった!」と言いきれるものを持ちたいのです。

 

あと10年働けるのか20年働けるのかわからないけれど、最後に何かチャレンジしてみたいと強く思いました。
そんな私の前にはいつの間にか「電脳せどり」という課題がどかんと横たわっていたのです。
「じゃーこれをやるしか無いよね!?」とばかりに、毎日ネットで電脳せどりについて調べました。

 

様々な人が電脳せどりに取り組み、ネット上には情報があふれています。
その中でも、まじめに真摯に書かれた情報を選んで、読みました。

ネットを使って自宅で受けることのできる講座も受けました。

 

費用はかかりましたが、手探りでやるよりも確実に短時間で電脳せどりを理解し、行動に移すことができました。

 

半年間で成果が出てきた「電脳せどり」!

 

電脳せどりを始めるに当たって、まずは古本せどりをしていた時に貯めたお金から30万円持ち出し、電脳せどり用の口座に入金しました。
これが私の資本金です。

(実際は30万円も必要なく、10万円もあれば十分でした。)

 

特に変わったこともせず、ネットで調べたり講座で勉強した通りに毎日コツコツと仕入れてはアマゾンで販売していただけですが、

初月の売り上げは20万円程度だったのが半年後には約75万円になっていました。

 

 

利益は5万円から徐々に上がって、最高で28万円になり、
30万円だった口座の残高が半年後には100万円を超えていました。

売上グラフ

毎日母の家に通って世話をし、ご飯を持って行ったり、車いすを押して買い物やお散歩に行き、自宅での主婦業もそれなりにこなしながら・・・です。
1日の作業時間が平均3時間程度であることを思えば、外に仕事にでるよりも随分効率がいいなと思います。
しかし同じことを繰り返していると楽天で失敗した時のように、アマゾンのシステムが少し変わっただけで痛手を受けるかもしれません。

 

例えば販売のプラットフォームを他にも持つことなど、今後はいろんな角度からやり方を工夫していくつもりです。

 

自分のペースでできるのが電脳せどり

積み木を積み上げる人

電脳せどりの素晴らしい点は、何といっても自宅にいながら自分のペースで進められることです。

 

小さな子供のいる人は子供が寝てからの1~2時間。
お年寄りや病人の介護をしている人は、例えばデイサービスに行っている間。
例えば、お昼寝している間。

 

母の付き添いで病院に行ったら、待ち時間にスマホを見ながらちょっと仕事することもあります。
そんな小さな努力の積み重ねがいつか必ず実を結びます。
このブログに出会った方々にすばらしい実がなりますように!
私もまだまだがんばります!